おおきなももいろの木の下で
ロボットカミイと ちびぞうと
オレンジくまさんと ももいろキリンは
いつも なかよくあそんでいました。
だけど
あるひ
ももいろキリンがいいました
「いままで いっしょにあそんでくれてありがとう
だけど きょうで おわかれなんだ」

ももいろキリンは
となりまちにある ももいろようちえんへ
いくことになりました
いままでみたいに みんなでいっしょに
あそぶことができなくなります
ももいろキリンは
さびしくて かなしくて なきました
ももいろキリンがだいすきだった ももいろのきも
どんどん いろがなくなっていきました

ももいろキリンがいなくなって
しばらくたったころ
いろがなくなったももいろのきに
ロボットカミイとちびぞうが
むげんにいろをぬっていました
「ちびぞう、ほんとうに となりまちから みえるかな?」
「だいじょうぶだよ、カミイ!
このおおきなももいろのきをカラフルにしたら
となりまちにいる ももいろキリンもみることができるよ
そしたら ももいろキリンもげんきがでるよ!」
「そうだね!ちびぞう」

ロボットカミイとちびぞうが
ももいろキリンのために
いっしょうけんめいいろをぬっていたのですが
「あっ!!!」
いろをぬりすぎたので
ももいろの木のえだが おれてしまいました
「どうしよう。。。」

「だいじょうぶだよ!カミイ!ちびぞう!」
「あっ!オレンジくまさん!」
オレンジくまさんは
おおきなももいろのきを ささっとのぼると
もっこうようボンドとテープをつかって
おれたえだを もとどおりにしてくれました。
「ありがとう!オレンジくまさん!」
ロボットカミイとちびぞうは
おれいをいいました。

「ぼくも、ももいろの木にいろをぬっていいかな?」
オレンジくまさんは かったばかりの
あおとピンクのクレヨンをもっていました。
「みんな かんがえることは いっしょだね」
ロボットカミイがいいました
「そうだね!」
オレンジくまさんも うれしそうにいいました

「よし!みんなでいろをぬろう!
おおきなももいろの木を カラフルな木にしよう!
ももいろキリンがげんきになるように!」
「おー!!!」
ロボットカミイとちびぞうとオレンジくまさんの3にんは
いっしょうけんめい ももいろの木をカラフルにしました
そして ついに
「やったー!!!できたー!!!できたぞー!!!」
ももいろの木がカラフルになったので
ちびぞうとオレンジくまさんは おおよろこび。

だけど
ロボットカミイだけは うれしそうではありません
「どうしたの?カミイ?」
ちびぞうとオレンジくまさんは すごくしんぱいしています
ロボットカミイは いいました
「じつは ももいろキリンがいなくなってから
おなかがどんどんおもくなってるんだ
もしかしたら ばくだんがふくらんでいるのかも。。」
「えーーーー!ばくだん?????!!!」

ロボットカミイは
じぶんのおなかが どんどんおもくなっているので
ばくだんがおおきくなっている とおもったのです
ちびぞうはいいました
「だったら びょういんへいきなよ!」
「いやだ!こわいもん!」
「こわくても いくんだよ!
ほんとうにばくだんだったら どうするの?
ばくはつしたら ももいろキリンにあえなくなるよ!
それでもいいの?」
「それはヤダ。。。」

ちびぞうくんに せっとくされて
ロボットカミイは びょういんへいきました
ちびぞうとオレンジくまさんもついていきました。
おいしゃさんがきて いいました
「じゃあ、おなかをあけますよ」
「いやーーー!こわいよー!!!」
ロボットカミイのおなかをあけてびっくり!
なんと
ビーだまのなみだが いっぱいはいっていました

ロボットカミイは
ももいろキリンがいなくなって なきたくなりました
だけど なくのがはずかしくて がまんしていました
なくことを ずっとがまんしていたら
いつのまにか
ロボットカミイのおなかが
ビーだまのなみだでいっぱいになっていました
ロボットカミイは おいしゃさんに いいました
「そのビーだまのなみだ、もってかえってもいいですか?」
「いいよ、どうぞ」

ロボットカミイは
ビーだまのなみだをいっぱいもらいました。
そして おおきなももいろのきのしたに いきました。
「ねぇ、そのビーだまのなみだ、どうするの?」
ちびぞうとオレンジくまさんは しつもんしました
「ビーだまのなみだは こうするんだよ!」
バシャ―――ン!!!
ロボットカミイは
たくさんのビーだまのなみだを
おおきなももいろのきに なげました。

カラフルなももいろのきに
たくさんのビーだまのなみだがつきました
「うわー、きれい、すっごくきれい!」
たいようのひかりをあびて
ビーだまのなみだがキラキラしています
おおきなももいろのきが
カラフルに キラキラかがやいています

しばらくして
ももいろキリンから おてがみがとどきました
「キラキラひかる カラフルなももいろのき みえましたよ!
さびしかったけど げんきになりました
またあいたいね! またあそぼうね!」
ロボットカミイと ちびぞうと オレンジくまさんは
キラキラひかる カラフルなももいろのきのしたで
うれしそうに てがみをよみましたとさ
(おしまい)

(おまけ)
このクラスに段ボールで作ったロボットが置いていたのです。
なんとなく気になったので子どもたちに聞いたら「もうすぐ片付けなきゃいけない」とのこと。
そこから、このロボットを主役にして絵本を造ろう、ということになりました。

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