ママは毒キノコ

ぼくのママは どくきのこです
ママには すごくにがてなものがあります

ピューッ・・・・
ドカーン!!!
ぐら ぐらぐら
ガタガタガタガタガタガタガタ!!!
「イヤー!!!」

ぼくのママはどくきのこです
ママはじしんがだいきらい
「わたしたちがどくきのこになってから
 ずーっとじしんばかり!どうしてなの?」
「どうして じしんがおきるんだろう?」

ぼくが ぼーっとそらをみあげていたら
うちゅうじんと いんせきとロケットが
おいかけっこをしていました
「まてー!」
「にげろー!」
ドカーン!ドカーン!
にげていたロケットやいんせきが 
いきおいあまって ちきゅうにドカーン
そうしたら
ぐら ぐらぐら
ガタガタガタガタガタガタ!!!
じしんはっせい!じしんはっせい!
ぼくは このことをママにいいました
するとママは トンテンカン トンテンカン 
ロケットをつくりはじめました

「うちゅうじんたちに はなしをしてくるわ」

ブーッッシュュューー 
ゴゴゴゴゴ~!!!
ママはロケットにのって
うちゅうじんたちのところに 
とんでいきました
どくきのこのママは 
プンプンにおこっています

「ちょっと!あなたたち!
 ちきゅうにぶつかるのはやめなさい!
 じしんがおきちゃうでしょ!」

うちゅうじんはいいました

「いいじゃん!
 だって ちきゅうには
 にんげんがいないんだから!」

「なにをいっているの?!
 わたしたちはにんげんよ!」

「えー!!!」
ちきゅうにすんでいたにんげんたちは
わがままをいいました
 
「やさいなんかたべたくなーい!」
 
にんげんたちは 
やさいをたべなくてもいいように
くすりをかいはつして 
まいにちくすりをのみつづけ
にんげんから 
どくキノコにへんしんしたのです
「そうなんだ。ごめんね。
 なんどもちきゅうにぶつかったりして」

「いいのよ。そんなことより
 わたしもおいかけっこをやりたいわ
 ロケットもつくったし」
 
「いいね、おいかけっこをしよう!」
どくキノコママとうちゅうじんたちは
ちきゅうにぶつからないよう
ひろいうちゅうで 
おいかけっこをたのしみましたとさ

(おしまい)
タイバンコク 
ゆめてらすプリスクール 4歳児クラス